リュリュ「りゅー! 今年は不漁だったねー」
甦祈「残念な最後でしたけれど、
そのぶん来年に楽しみが回ったということで、いいんじゃないですか?」
リュリュ「りゅ。そうだねー」
★★★
遥夜「舞阪脇本陣が開いてるのじゃ~。
いつも9時前に舞阪を出てしまうから、今日はラッキーじゃ♪」
遥架「中。どーなってんだろなー。……よいしょっと。あ。すまん遥夜。手が当たった」
遥夜「大丈夫じゃよ。そのくらい」
ルルヤ「小娘。遥夜にベタつくでない」
遥架「うるせえ」
遥夜「わー。姉ちゃん。ルルヤ。こんなとこで喧嘩しないでほしいのじゃぁ!
ほーら。ここ。景色きれいじゃからな! 一緒に、見よう?」
ルルヤ「遥夜がそういうのなら……。ほぅ。これは、美しい。『雅』とでも言うのだろうか
……『風流』?」
遥架「なに似合ねーこといって、かっこつけてんだてめぇ」
ルルヤ「黙れ小娘。私は、そのままのことを言っただけだ」
遥夜(……姉ちゃーん。誘わないほうがよかったのじゃろうか?)
★★★
リース「おおきな神社にやってきました。『岐佐神社』というそうです。
ここで奉られている神様は『キサガイヒメ・ウムギヒメ』の二柱だそうです。
一体どういった神様なのでしょう?」
セレナ「漁業の街だから、漁業関係では?」
リース「な、なるほど! あとで調べて見ます!」
セレナ(……なんとなく、言ってみただけで、外れていたら、リースに申し訳ない)